10月1日から2日間岐阜県恵那市にて、あいけんとあいけん青年部合同研修会を実施いたしました。
今回は、良質な木材を求めて全国から工務店等のお客様が買付に訪れる協同組合東濃地域木材流通センター「木KEYPoint(キーポイント)」と、同センターおよび金子建築工業㈱(楽園住宅)が非住宅木造建築の新たなモデルとして設計・建築した木造事務所「KEYPlus(キープラス)」を視察し、構造設計や建築コンセプト等をご解説いただきました。
1 日目は、金子建築工業㈱代表取締役兼木KEYPoint 代表理事の鈴木様より木KeyPointの誕生秘話や歴史、木材流通の現状についてご説明いただき、翌日の競りの準備をしている構内をご案内いただきました。
午後には木KEYPlusに移動し、意匠統括・構造設計の㈱Hafnium architecs 代表 福山弘 様、環境設計・施工の楽園住宅 渡邉様より木KEYPlusのコンセプト「地域資源の東濃ヒノキと泥土を活かしたオフグリッドで外部電気供給無しの木造設計事務所」についてご解説いただきました。
2日目は、木KEYPoint第41回東濃優良材展示会 記念市を視察、競りに参加させていただきました。
仕事で使用する材を真剣に選び、より安く仕入れようとする雰囲気は、独特な緊張感もありましたが、とても明るく活気ある競りでした。
当研修にご協力いただきました
楽園住宅様、木KEYPoint様、Hafnium architects様
ありがとうございました。
今回、金子建築工業さんの木造事務所Key Plusを見学し、福山先生ならびに渡辺さんから、設計思想、構造計画、環境性能、設備計画、施工上の工夫などについて詳細なご説明をいただき、大変有意義な機会となりました。
本建物は、単なる木造事務所という枠を超え、地域材を積極的に活用しながら、木造建築の可能性を最大限に引き出した、非常に先進性の高い建物であると感じました。
今回キーポイントとキープラスを続けて見学したことで同じ木造でもいろいろな見方があることを感じました。
キーポイントでは大空間をつくるための架構や筋交い、鉄骨との組み合わせ、ホイストクレーンを支える構造など「木造でどのように建物を成立させるか」という部分に面白さを感じました。
一方キープラスでは構造を成立させるだけでなく、その構造そのものを建物の魅力として見せることができるというところに面白さを感じました。
普段扱っている材料や構造とは違っていても、どこで力を受けどのように伝えていくのか」という基本的な部分には共通するものがあると思います。
今回の見学を通して、「なぜこの形なのか」「なぜこの材料なのか」「この部材にはどんな役割があるのか」と考えながら建物を見ることの面白さを、改めて感じることができました。
実際の建物や構造を見ながら、それぞれの立場から直接お話を聞くことができ写真や資料を見るだけでは分からない部分まで知ることができました。構造について学べたことはもちろんですが木材に関わる仕事や取り組みについても知ることができ、とても実りのある研修になったと感じています。